法人印鑑購入のための会社印鑑の選び方
法人印鑑を選ぶ前に必要な種類のチェックを行う必要があります。一般的に会社を運営するには、以下のような印鑑が必要になってきます。
ここまでは一般的な会社の場合が必要になります。また場合によっては以下ような印鑑も必要になります。
- 割印・契印
- 資格印
それぞれサイズなどのルールがありますのでチェックしておきましょう。
基本的に株式会社設立の場合などは、代表者個人の実印と法人実印、法人銀行印があれば可能です。セキュリティ面で難がありますが、法人実印と法人銀行印を一緒の印鑑にした場合は1つの印鑑で株式会社設立は可能になります。
1.代表者個人の実印について

サイズ:8mm~25mm規定
(一般的に15mm~21mmサイズが一般的です)
個人の実印が会社設立前に必要になります。役所で実印登録を行ったのち、印鑑証明が必要になります。個人の実印を持っておらず、会社設立を考えている場合は、個人の実印の購入と、実印登録が必要になります。
実印登録を行うために、実印のサイズが8mm~25mmである必要がありますので注意しましょう。
2.法人実印(代表者印)

外枠:会社名や商店名が入ります。
内枠:株式会社や有限会社の場合「代表取締役印」がはいります。
サイズ:10.0mm~30.0mm規定あり一般的に18.0mm
利用用途:設立登記の際に利用、契約書に利用
代表者印、実印と呼ばれるものが会社設立登記の際に必要になります。ただ、まずは類似商号の調査を行う必要があります。「会社印(代表者印・実印)を作る前に類似商号調査を忘れるな!」を確認してみてください。
会社設立後は、契約書などに押すものになります。実印と言うだけに、一番大事な会社の印鑑になります。一般的なサイズは18×60ミリです。会社名が長い場合などは、もう少し小さくしますが、できれば一般的なサイズに合わせておきましょう。
3.法人銀行印

サイズ:16.5mmが一般的になります。
利用用途:預金の出入・振替・小切手・手形など会社の銀行取引印
代表者印と銀行印を兼ねる方がいますが、セキュリティ上分けるのが一般的です。法人企業としての銀行印は持っておきましょう。会社設立を行う上ではいりませんが、設立後メインバンクを作るときに必ず必要な印鑑になります。こちらも合わせて購入をしておいた方が良いでしょう。
4.社印(角印)

角印サイズ:21.0 または 24.0mm
利用用途:注文書、社内文章等
会社の角印(かくいん)とは実印よりも大きく、四角の印鑑です。こちらは注文書・社外文書・稟議書などに使われます。会社を営んでいく上で、顧客や法人企業とやり取りする際には必ず必要な印鑑になりますので、セットで購入しておきましょう。
会社設立を行う上で必ず必要なわけではありません。
5.会社のゴム印
会社のゴム印は、仕事の中で利用用途がありそうであれば、一緒に購入しておいた方が安いです。後から単品でも購入することができますので、利用用途がある場合のみです。