実印・銀行印・認印にオススメの書体をご紹介!
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印鑑を作成する際には印鑑の素材はもちろん、書体についても選択しなければなりません。しかし、書体と言っても、日本には数多くの書体が存在するため、どの書体がいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。また、印鑑の種類によっては、適さない書体や、反対にオススメの書体もあります。
ここでは、印鑑としてよく購入される実印、銀行印、認印にオススメの書体についてご紹介していきます。購入をお考えの方は、参考にしてみてください。
1.実印におすすめの書体
重要な契約や取引で使用される実印には、ふさわしいとされる書体があります。印鑑に用いられる書体には何種類かありますが、実印にはその特性上、偽造のしにくい一見しただけでは判別しづらいものが好まれます。かといって、書体は印鑑の顔ですので、あまり奇をてらったデザインは適切ではありません。正当な印章技術として通ずる美的価値の高いものを選びましょう。
実印には篆書体が一番オススメ
紀元前200年頃、象形文字をベースに作られたと言われるのが篆書体です。実印だけでなくすべての印鑑にふさわしい書体です。枠が太いので、簡単に枠が欠けないという実用面にも優れた特徴があります。
文字のバランスを優先するなら隷書体
秦の時代に中国で公文書に使用されていた書体が隷書体です。篆書体を簡略化したデザインで、バランスの良い判別しやすい書体になっています。
読みやすさを重視するなら古印体
日本独自の書体が古印体です。大和古印という印鑑書体がベースになっており、隷書体が丸みを帯びたデザインで、読みやすさから銀行印や認印としても使用されています。
迷ったら篆書体を選ぶのが無難
上記にご紹介した3種類のなかで、篆書体が実印に最も適しています。日本の紙幣に印刷されている書体でもあり、堂々とした風格と気品のあるデザインは、男女問わず実印として使用するのにふさわしいと言えるでしょう。
隷書体や古印体も実印に適切ですが、注意すべきなのが印相体(吉相体)という書体です。これは篆書体がベースではありますが、開運商法の手段として近年作られた書体です。印鑑と運勢に因果関係はありませんし、正当な書道の書法として通用しない異様なデザインですので、縁起が良いという言葉に惑わされて選ばないようにしましょう。迷った時は、美的価値とともに歴史的正当性の高い篆書体を選ぶのが無難です。
2.銀行印におすすめの書体
銀行印は、金融機関に登録することで初めて効力を持つ印鑑であり、実印と同じように重要度の高い印鑑です。しかし、実印よりははるかに使用頻度が高いため、銀行印を日常の認印と兼用しているという人も多いようです。しかし、銀行印には、あなたの財産を管理する重要な役割があります。銀行印には銀行印専用の印鑑を作成し、できれば金融機関ごとに書体を変えるなどして、セキュリティには敏感でなければなりません。
自分のものだと認識できる書体がオススメ
冒頭でも触れたように、銀行印は、金融機関に口座を開設する際に登録することで、初めて「銀行印」としての効力を持ちます。したがって、どんな印鑑が銀行印として認められるかは、それぞれの金融機関の判断によって違います。しかし、印鑑登録する実印ほどの規制はなく、ほとんどの金融機関では、シャチハタ以外であれば、素材も書体も自由なものを選んでかまいません。
実印と同様オススメは篆書体
「どうしてもこれにしたい」という書体がないのであれば、篆書体を選ぶのが無難です。篆書体は紀元前200年頃の中国に由来する歴史ある書体であり、日本の紙幣やパスポートにも使用される正当性の高い書体です。また、デザインが複雑なので簡単に偽造できないという実用的なメリットもあります。
金融機関罰で銀行印の書体を変えると間違いにくい
実際は銀行印の書体に関しては特に制限はないので、自分のものだと認識しやすいものであればどんな書体でもかまいません。読みやすさを優先するなら、楷書体や行書体なども良いでしょう。多くの金融機関を利用している人であれば、それぞれに違った書体の銀行印を登録しておくと、区別が付きやすく間違いにくくなります。
3.認印におすすめの書体
認印は、郵便や宅配便の受け取りや、回覧板の閲覧のしるし、書類の請求、承認、確認など、日常のさまざまな場面で活躍する使用頻度の高い印鑑です。認印は本人確認や署名の意味合いで使用されます。実印のように印影を照合するようなことはなく、同一性も厳密には求められないので、その書体は、偽造のしにくさよりも読みやすさを優先させる方がよいでしょう。
誰が見ても瞬時に判別できるシンプルな書体がオススメ
印鑑といえば篆書体が有名ですが、一見してすぐに文字が判別できない複雑なデザインで構成されています。したがって、実印や銀行印にはふさわしいものの、誰の捺印なのかがすぐにわかるべき認印にはあまり適切とは言えません。その観点から考えると、楷書体、行書体、草書体のような誰が見ても瞬時に判別できるシンプルな書体がふさわしいと言えるでしょう。書体に迷っている場合は、このなかのどれかを選べば間違いありません。
風格が欲しいという人には隷書体や古印体がオススメ
判別はしやすいものの、印鑑独特の風格も欲しいというのであれば、隷書体や古印体という選択もありでしょう。隷書体は、文字のバランスが良く読みやすいうえに、秦の時代の中国では公文書にも使用されていたという伝統ある書体です。古印体は、大和古印という日本独自の書体がベースになっており、隷書体よりやや丸みを帯びたイメージです。文字の読みやすさから銀行印にもよく使用されています。
ただ、自分のものだと区別できるなら、どんな書体でも間違いがないのが認印です。用途に合わせてお好みの書体を自由に選んでください。
まとめ
印鑑を購入する際には、素材や書体などにもこだわりたいと考える人は多くなっています。印鑑の書体を選択する際には、自分の好みで選択するのも大切ですが使用する印鑑の用途にあったものを選ぶことが最も重要になります。
特に実印や銀行印など様々な効力が働くものに関しては、偽造されにくい書体を選ぶことが重要です。一方で、認印の場合は、日常的に使用するものであるため、偽造されにくいわかりにくい書体よりも、誰が見ても瞬間に判断できるシンプルな書体が好まれます。
印鑑を購入する際には、そう言ったことも考えながら書体選びを購入すると良いでしょう。
1位・会社設立3本セットチタン印鑑

【商品名】
チタン印鑑会社設立3本セット
【材質】
プレーンブラスト
【価格】 140,970円⇒81,880円
【書体】
篆書体、吉相体、古印体
2位・会社設立 黒水牛セット(芯持極上)

【商品名】
会社設立 黒水牛(芯持極上)3本
【材質】
黒水牛(芯持極上)
【価格】 56,630円⇒28,680円
【書体】
篆書体、吉相体、古印体
3位・彩樺SAIKA会社設立3本セット

【商品名】
会社設立 Aセット3本
【材質】
彩樺 SAIKA
【価格】
37,460円⇒23,180円
【書体】
篆書体、吉相体、古印体
カテゴリー:印鑑の書体
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