シャチハタに関する3つの疑問とその答え
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郵便や宅配便の受け取りなどで、よく使用されるシャチハタですが、なぜシャチハタという呼び名がついているのかご存じでしょうか。
一見、シャチハタも他の印鑑と同じように見えます。では、シャチハタとはどういった印鑑を指して言う言葉なのでしょうか。
ここでは、シャチハタの定義と他の印鑑の違い、またシャチハタを買う際の注意点などシャチハタに関する3つの疑問について説明しています。
シャチハタとは何か?
シャチハタという言葉を聞いたことがある人は、多いと思います。また、実際に使用している人も多いですよね。しかし、なぜシャチハタは、他の印鑑と違って「シャチハタ」と呼ばれるのでしょうか?また、シャチハタは、どのような時に使用されているのでしょうか?
本体にインクが内蔵されているスタンプタイプの印鑑
シャチハタとは、朱肉を必要としない、本体にインクが内蔵されているスタンプタイプの印鑑のことです。印章用語では浸透印と呼びますが、シャチハタという名前が一般的に定着しています。
シャチハタの由来は文房具を製造販売する会社の社名
シャチハタという名前の由来は、文房具を製造販売する「シヤチハタ株式会社」の社名です。シヤチハタ株式会社の主力商品が浸透印で、朱肉がなくても手軽に押印できるということで広く普及し、いつの間にか浸透印全般がシャチハタと呼ばれるようになりました。今ではシヤチハタ株式会社製以外の浸透印もシャチハタと呼ばれています。ちなみに、社名の方は「シヤチハタ」と「ヤ」の字が大きいのですが、音に従って「シャチハタ」と拗音で表記されます。
シャチハタはどういうときに使用されているのか?
シャチハタは郵便や宅配便の受け取りなど、家庭での日常的な用途で活躍しています。朱肉がなくてもいつでも手軽に使えるということで人気です。なかには、ペン軸に浸透印を取り付けたボールペン一体型のような携帯に便利な商品もあります。他にも丸型や角型などの形状や、日付が入れられるものもあります。
シャチハタはあくまで印鑑の代用品
便利なシャチハタですが、印面がゴム製のため時間が経つと劣化したり、インクが消えたりといった欠点があります。そのため、認印や訂正印としては使えても、実印や銀行印としてはほぼ使用できません。銀行や役所の窓口、契約書の捺印などの場面では、シャチハタを使おうとしてもほぼ断られるでしょう。シャチハタはあくまで印鑑の代用品として、認印や訂正印として使用するものと覚えておきましょう。
三文判とシャチハタの違いについて
荷物の受け取りなど、どちらも認印として使用されることの多い三文判とシャチハタですが、両者を混同している人も多いようです。実際は、三文判とシャチハタには、その言葉の表す概念に違いがあるのです。
三文判は実印や銀行印として登録可能
三文判とは、その名が示すように、もともと「三文」程度の値段で買える「判」という意味がありました。今でいうところの安価な印鑑を表し、大量生産される既製品のことを全般的に三文判と呼んでいます。印鑑そのものの種類を指すのではなく、低価格帯の印鑑は総じて三文判と呼ばれます。ただし、実印や銀行印として登録可能で、その捺印には法的な効力が発生します。
シャチハタと三文判の違いは朱肉を用いるか否か
シャチハタも安価な捺印具ということで、三文判という概念の範疇に含まれますが、両者には朱肉を用いるか否かの違いがあります。シャチハタはゴム製でインクを使用しているので、時間の経過によって印面が変形したりインクが薄くなったりしてしまいます。そのため、重要な契約や公的な手続きの場面では印鑑として認められません。実印や銀行印として登録できる印鑑は、「樹脂やゴム以外の素材で朱肉を用いるもの」と定められていることがほとんどだからです。ただし、シャチハタであっても捺印が本人のものと認められれば、法的な効力は発生します。
シャチハタを購入する場合の注意点
認印や訂正印として便利なシャチハタですが、実はシャチハタ製品にはさまざまな書体があります。オーソドックスな書体から、個性的なもの、重厚なものまで何種類も揃っており、楷書体、隷書体、行書体、明朝体、古印体、丸ゴシック体、角ゴシック体、篆書体、勘亭流などのラインナップがあるので、用途に合わせて適切なものを購入しましょう。
家庭で使用するシャチハタを購入する場合
郵便や宅配便の受け取りやメモ代わりのスタンプなど、ご家庭での使用には、印影の文字がはっきりと読みやすいものがおすすめです。明朝体、楷書体、丸ゴシック体、角ゴシック体などの書体がこれらの用途にはふさわしいでしょう。隷書体や行書体なども比較的読みやすい書体ではありますが、先の4種類の方が一目見てすぐに認識できます。家族以外の人に見せることはないというのであれば、古印体や勘亭流のような個性的な書体でも問題ありません。
職場で使用するシャチハタを購入する場合
職場で認印としてシャチハタを使用する場合は、読みやすさを優先して書体を選びましょう。上で記した明朝体、楷書体、丸ゴシック体、角ゴシック体がやはり適切です。ただ、役職の高い人であれば、隷書体や古印体で格式の高さを持たせるのもありでしょう。
用途に合わせて適切な品質のものを選ぼう
シャチハタと呼ばれる浸透印は、シヤチハタ株式会社製以外にもさまざまな企業がさまざまな価格帯で販売しています。本家シヤチハタ製であれば5,000回の捺印が可能と言われていますが、100円ショップで売られているような安物の浸透印は、インクや印面の品質が良くないので劣化も早くインクもすぐに薄れてしまいます。シャチハタといえども、用途に合わせて適切な品質のものを選びましょう。
まとめ
シャチハタとは、 朱肉を必要としない、本体にインクが内蔵されているスタンプタイプの印鑑のことを主に指し、主力商品が浸透印であった文房具を製造販売する「シヤチハタ株式会社」の社名がその名の由来です。また、シャチハタと三文判は、使用用途はよく似ていますが、両者には朱肉を用いるか否かの違いがあり、実印や銀行印として登録できる印鑑は、「樹脂やゴム以外の素材で朱肉を用いるもの」と定められていることがほとんどであるため、シャチハタの方が、三文判と比べて実印や銀行印として登録できないものが多くなっています。しかし、シャチハタは、様々な書体や素材などの種類が多く、用途に合わせて色々と組み合わせることができるので、実印などに比べて自分の個性が出しやすくなっています。そのため、印鑑の代用品として、使用すると良いでしょう。
1位・会社設立3本セットチタン印鑑

【商品名】
チタン印鑑会社設立3本セット
【材質】
プレーンブラスト
【価格】 140,970円⇒81,880円
【書体】
篆書体、吉相体、古印体
2位・会社設立 黒水牛セット(芯持極上)

【商品名】
会社設立 黒水牛(芯持極上)3本
【材質】
黒水牛(芯持極上)
【価格】 56,630円⇒28,680円
【書体】
篆書体、吉相体、古印体
3位・彩樺SAIKA会社設立3本セット

【商品名】
会社設立 Aセット3本
【材質】
彩樺 SAIKA
【価格】
37,460円⇒23,180円
【書体】
篆書体、吉相体、古印体
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